自然

2013年2月 1日 (金)

ヒレンジャク騒動・余話

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ヒレンジャク騒動の余波が続いている。ヒレンジャクが「わが庭」を訪れたのは1月28日のことだった。今日は2月1日。あの日の夕刻には、ヒレンジャクは南へ去ったと思っていたのが、翌朝ヴェランダ前の木立にまだとどまっていたことはすでに報告した。

そして今日。臨時の休日を利用してまた北緑丘までウオーキング。メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラと、川べりの潅木の茂みは賑やかだ。野球帽をかぶった白ヒゲのおじいちゃんが通りがかりに「何おります?メジロ?メジロはかわいいなあ。人なつっこいなあ。ぎょうさんいるわ、メジロは」と、大きながらがら声で笑う。野鳥たちがいっせいに逃げていった。「おじいちゃんも人なつっこいなあ」と思った。

すると今度は、大きな望遠カメラを提げたおじさんが近づいてきて、「何かおりますか?」「メジロ、ヤマガラ、コゲラ」と私。「ヤマガラ、おりましたか?ヤマガラ、この頃見んようになったな。そこにシロハラ、いましたわ。」と言いながら、おじさん、自分のカメラのモニターを示しながら「これ、シメですかな?お宅がさっき通っていきはったところにいましたわ。」たしかにシメだった。「やられた、残念」と思ったが、口に出しては言わなかった。

そこで私は「3,4日前にヒレンジャクが梨谷池に100羽くらい来てましたわ。」と、さりげなく応戦。「100羽も。そら、すごいわ。さっきそこにヒレンジャクいましたわ。これ」と言っておじさん、モニターを差し出す。鮮やかな体色のヒレンジャクが映っているではないか。「そこの交差点の向こうですわ。」とおじさん。そうなのだ。ヒレンジャクが来ていることは近隣の野鳥好きの間ではもう周知の事実になっていたのだ。私は自分の有頂天を少し恥じたが、まだヒレンジャクが近くにいることが嬉しかった。

自宅の方向に向かっていた足を転じて、川沿いをおじさんの指示に従って下流へと向かった。そして、ヒレンジャクを見つけた。野畑南公園のコナラの高い梢に群がいた。彼らはあまり動かない。ときおり、群の一部が梢と千里川の川原との間をすばやく往還している。その途中、つかの間、川沿いのサクラ並木の枝にとまるものもいる。その瞬間をカメラで捉えることができた。

私があまりにもただならぬ様子でカメラを構えていたからだろう、「何ですか」と通りすがりの何人もの人が訊いていかれた。「ヒレンジャクです。めったに見れない鳥です」と私。多くの人が「よかった。いいもの、見せてもらいました。」と頭を下げていかれる。わがことのように嬉しかった。

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下の写真は、ネズミモチの実に群がるヒレンジャク。

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2013年1月28日 (月)

ヒレンジャク

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ヒレンジャク(緋連雀)が百数十羽の群れをつくってヴェランダ前の木立にやってきた。私は目を疑った。そしてほとんどパニックに陥った。というのは、ヒレンジャクに見(まみ)えるのはじつに三年ぶり、私の人生で二度目のことだったのだ。しかも、他人の土地とはいえ、わが庭といってもいい場所だ。

「渡り」の途中に「わが庭」を訪れたのだ。私は早速バードウオッチャー仲間にメールを送ろうとしたが、慌てていてうまくいかない。携帯番号を失念していたので、思い余って彼女の職場に電話。何という迷惑!「Aさんを呼んでください!急ぎの用があるので!」「Aさんは今日は遅出でまだ来ていません。」「それじゃ、彼女の携帯番号、教えてください。」ストーカーを疑われたのか。「お宅はどなたでしょうか?」「ハヤシです!ハヤシ マサノリです!」「それじゃ、彼女にハヤシさんにお電話するように連絡いたします。」

すぐに、件のAさんから電話。「私もいま隣の公園にいて見てるんです」との声。私は窓を開けて、公園のAさんに手を振りながら携帯で歓呼の声を上げ続けた・・・という次第。

群れは二時間ばかり冬枯れのクヌギやヤマナラシやら樹上にとどまって、暮れなずむ頃、姿を消した。南の方へと去って行ったのだ。「夢のような」(人が聞いたらきっと「呆れた)」二時間だった。

(追伸)今朝7時半、出勤のため玄関のドアを出たら、緋連雀の群れがまだ樹上にいた。ここで、夜を明かしたらしい。わたしはカバンから携帯を取り出して、その姿を撮り収めた。おかげで、予定の電車を逃した。

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2012年11月 8日 (木)

ロベリア・クイーンヴィクトリア(紅沢桔梗)

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この目も覚めるような深紅の花は何だろう?パイナップルセージに似ているような気もするが、葉にパイナップルのような匂いはまったくない。それに花の印象、花の形が違う。パイナップルセージではないと、私は結論付けた。それなら何?

背丈が50cm足らず、茎も葉も赤っぽくて、全体に柔(やわ)な感じ。風が吹いて倒れたりするとすぐにしおっとしてしまう。

それにしても鮮烈な赤だ。花屋さんで買い求めたとき、「何という花ですか?」と聞いたが、「わからない」という答え。

しかし、Webで探索していて、ついに出会った!これはロベリア・クイーンヴィクトリア。南アフリカ原産の園芸品種。ロベリアは和名サワギキョウ。サワギキョウハは青、この赤い花はベニサワギキョウというそうだ。

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2012年10月30日 (火)

青い実、赤い実

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秋は草の実、木の実を見つけるのが楽しい。上の青い実はイシミカワの実。下の赤い実はノイバラの実。

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2012年7月21日 (土)

石榴の花

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木々の葉が緑の色を暗くするこの季節、ザクロ(石榴)の花は緑の闇に灯った篝り火のように赤い。

 かなしみていづればのきのしげりはにたまたまあかきせきりうのはな

会津八一が養女高橋きい子の死を悼んで詠んだ歌集『山鳩』(昭和20年8月)の中の一首。「たまたまあかき」とは、軒の下闇に火を灯したような石榴の花の「思いがけない紅さ」に胸を衝かれたのである。

2012年5月13日 (日)

テントウムシと星の数

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テントウムシは「天道虫」と書く。太陽に向かって飛ぶから、天の神様(天道)にちなんで「テントウムシ」と言うそうだ。穂高町の碌山美術館の庭で、「ヨツボシテントウ」が白スミレの葉にとまっていた。

「ナナツボシテントウ」がいちばんポピュラーだ。背翅(せばね)の赤い地色に七つの黒い星を戴いている。碌山のテントウムシは、黒い背に四つの赤い星。当然「ヨツボシテントウ」だろうと早とちり。図鑑を見ると、「ヨツボシテントウ」とは言わず、「ナミテントウ」と言うそうだ。ナミテントウは、背中の地色も赤、黄、黒とさまざま、星の数も二つから二十くらいまでいろいろ。ほとんど個体ごとに模様が違っているらしい。「いくつ」と数で言うときりがない。だから「ひとしなみ」に「並テントウ」と言うのだろうか。個性化が進み極まると、括れないから「ひとしなみ」。

それでもやっぱり、たんねんに星の数、星の色を数えている「テントウムシ」好きもいるに違いない。星の色と数、その組み合わせはそれこそ「星の数」ほどあることになるから、「テントウムシ」の天文学者と言うところだ。そういえば、昆虫学者と天文学者は似ているような気がする。

2012年5月 4日 (金)

ペルシア猫ならぬオキシペタラム

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「オキシペタラム」について書いたのは、今ではもう二年前のこと。千里中央の植木市で初めて見たときには、その不思議な花色に驚いた。朝の空が次第に明けそめてゆくようだと思った。

細い茎がどんどん伸びて自分の重みで倒れてしまう。茎を切るとミルク状の白い濃厚な樹液が滴り落ちる。手のひらにつくと、ねばねばする。いつの間にか厄介者扱いしていた。

この春、タンポポの綿毛のようなものがヴェランダのそこここに付着していることに気がついた。ひょっとすると、ポプラのような高木の花粉が遠くから漂ってきたのかと思っていた。

今朝、オキシペタラムの紡錘形をした種子莢が弾けて中から綿毛がのぞいているのを見つけた。オキシぺタラムはやっぱりひときわ異彩を放つ演出家だ。画像を拡大して見てください。輝く銀の糸のような綿毛がとても美しいですよ。

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2012年2月24日 (金)

ノシラン―ウルトラマリンブルーの珠

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服部緑地公園の植物園では「ノシラン」がウルトラマリンブルーの珠をたくさんつけていた。この美しい青い珠、じつは実ではなくて種。実とは果実、つまり種子を包む子房が肥大したものだが、ノシランは早くに子房が剥落してしまって、種子が露出しているらしい。

それにしてもこの青は、フェルメールの「真珠の耳飾りをした少女」のターバンの青、「フェルメールの青」とも言われるウルトラマリンブルーだ。原料のラピスラズリは古代ではもっぱらアフガニスタンで産出した。フェルメールは少女のターバンに、海(マリン)を越えて(ウルトラ)ヨーロッパに届いた貴重な青の顔料を使ったのだ。ラピスラズリのラピスは「石」、ラズリは「天の」を意味するラテン語。拾った珠の一つを切ってみた。ウルトラマリンの薄い皮膜に包まれていたのは半透明のガラスのように硬い子葉だった。

2012年2月13日 (月)

シロハラ

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ツグミの一種でシロハラ。一昨日、北緑丘の千里川で出会いました。小型と中型の中間くらいの大きさ。人怖じしない性格が、面構えに出ています。とは言っても、もちろん、この一羽だけで、シロハラの性格を云々することはできませんが。

去年のこの時期には、エナガやメジロやイカルや、野鳥の姿がたくさんあったのですが、この冬はやはりちょっと寒すぎる?いやいや、当方がちょっと忙しすぎる?のでしょう。

2012年1月 3日 (火)

オナガガモ

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目もと涼しいこのカモはオナガガモ(尾長鴨)。ぴんと伸びた尾羽、襟元から胸にかけての純白の羽毛。何とも気品を感じさせるカモですね。元旦に服部緑地公園の池で見かけました。

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