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2014年4月

2014年4月29日 (火)

エビネ

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数年前に友人からもらったエビネが今年も花を咲かせた。 可憐で野趣があって、どこか控え目。いつも気がついたら隅っこのほうで、「あっ、咲いている!」という仕儀になる。

日本原産の蘭の一種で「ジエビネまたはヤブエビネ」とも言うらしい。そういえば、竹やぶの薄明かりのなかでひっそり咲いているのが似合いそう。エビネの後ろで咲いているヴェランダの花々。アジサイ、ゼラニウム、チェリーセージ、ウノハナなどなど。

2014年4月19日 (土)

ウグイスを「ミッケ!」

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このごろ朝5時を過ぎて空が白み始めると、ヴェランダのガラス戸ごしにウグイスのさえずりがかすかに聞こえる。わたしは6時に起きだして、両掌のこすり合わせから始めて、頚部のほぐし、肩の回転と順次体の下の方までストレッチ体操を及ぼしてゆく。少し体が温まってくると、ガラス戸を全開して、朝の新鮮な空気を胸いっぱいに出し入れする。ヴェランダ向かいのコナラの木立でさえずるウグイスの声まで吸い込むように。

ウグイスのコロラトゥーラは澄明で強い。春先から始まった笹鳴き(地鳴き)からさえずりへと、ウグイスの声は次第に強くなり、透明になり、しなやかになり、空間をまっすぐによぎって、わたしの全身に共鳴する。

ウグイスは早朝から夕べのたそがれどきまで短い休止をはさみながらさえずり続ける。梢から梢へと渡りながら。「歌うこと」が、生きていることの証であり、天から授かった使命であり、誇りであるかのようにウグイスは歌い続ける。

ストレッチ体操が終わると、ウグイスの声の出所であるコナラの梢に目を凝らす。薄緑の若葉と無数に垂れ下がった黄色い花房の間に。樹冠と同系色の小さなウグイスは小刻みに枝から枝へと渡って行き、声は耳元で聞こえていても、樹冠に溶け込んでいるその姿を発見するのは容易ではない。

上の写真は歌っているウグイスを高倍率の望遠で撮った自慢の一枚である。とはいえ、ほとんど「ミッケ!」絵本みたいだなー。

2014年4月13日 (日)

すみれ

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「春の小川は さらさらゆくよ 岸のすみれやれんげの花に すがたやさしく 色うつくしく 咲けよ咲けよ と  ささやきながら」

小学校唱歌「春の小川」は今でも先生の弾くオルガンの音に合わせて教室で歌われているのかしら。れんげの花はすっかり見かけなくなってしまった。春、稲の切り株が残る田に、れんげが一面に咲くと、子供たちはれんげを摘んで花綱をつくり、王冠にして頭を飾ったものだった。

田に水を引く小川(というより溝)の両岸には土筆が生え、いろんな野の花が競うように咲いた。スミレ、タンポポ、オオイヌノフグリ、ピーピーマメ(カラスノエンドウ)、ムラサキサギゴケ、カタバミなどなど。サクラの散った花びらが、水面を白く染めて流れていった。

この数日、朝の出勤時に少路駅の敷石の隙間にスミレの花が咲いている。摘み取る人も踏みつける人もない。みんな、だまって大事にしている。

2014年4月10日 (木)

京都府立植物園

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ミツバツツジの足元に広がっている色とりどりのチューリップ。庭園というよりは森といった風情がうれしい。京都府立植物園の春。

毎年3月の末か4月の初めに、心急(せ)かれる思いでこの植物園に出かけて行く。地下鉄北大路駅で下りて賀茂川に向かって東へ。商店街の「相生食堂」という古いうどん屋さんはずいぶん前からの馴染み。大谷大学で学会や研究会があるときには、よく立ち寄った。おはぎがうまい。きつねうどんとおはぎの取り合わせが定番だった。

相生食堂のそばの軒下にツバメが巣を作って、さかんに出入りを繰り返していた。バーダー(野鳥好き)の端くれとして、カメラを向けずに通り過ぎるわけにはいかなかった。ツバメさんは喉もとの蝶ネクタイが粋。彼らは何千キロも山岳や砂漠や大河や海を越えて渡ってくるが、毎年決まった場所に巣を作るそうだ。この「渡り」の神秘は、「本能」、「習性」、「記憶」とどんなことばで説明しても説明しきれない。

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さて、植物園の広大な敷地内には、よくもまあ、これだけ多種多様な植物が植えられているなといつも感動する。木々は樹齢100年を超えそうなものがたくさんある。

今はサクラ、ツツジ、ツバキ、シャクナゲ、アシビなどなど古くからの日本の花が満開だが、その足元にはチューリップやヒヤシンス、スイセンやルピナスなど、西洋風の草花が色彩を競っていた。

自宅近くにこれだけの植物園があったら、どんなにいいだろうと羨ましかった。

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水辺のチュウサギも春をのんびりと堪能していた。

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2014年4月 8日 (火)

賀茂川堤のサクラ

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4月7日(月)、賀茂川の土手のさくらはちょうど満開だった。うっすら靄(もや)がかった空とゆったりとした北山のシルエットが、いかにものどかなの春を感じさせた。遠くまで見渡すかぎりさくら、さくら。芽吹きはじめた木々の新緑とさくらの薄紅色のコントラストが美しかった。

賀茂川の土手、府立植物園と接した左岸1,5キロは「なからいの道」と呼ばれて、枝垂れザクラの並木が続いている。少しだけ濃い薄紅の花が細い枝先で風にゆらゆらゆれている風情がやさしい、というか「艶」だ。

上の写真は、北大路橋から見た北山の風景、下は橋の南西詰から見た東山の風景。どこにも高層ビルが見当たらない。京都市民の矜持と心意気がこの風景を護ってきたに違いない。

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2014年4月 7日 (月)

コブシの花

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「白樺 青空 南風 こぶし咲く あの丘 北国の ああ北国の春」は わたしの数少ないカラオケのレパートリーの一つです。真っ先に春を告げるこぶしの花ですが、今年は開花が遅く、サクラと同時になりました。真っ白な花弁が青空に映えてきれいです。しだれ桜の白とこぶしの白が、なかよく初々しさを競っています。

2014年4月 1日 (火)

夕暮れの桜

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一日のそれぞれ時刻にそれぞれ違った表情を見せてくれるサクラ。燦燦と降り注ぐ朝日にきらめくサクラもいいですが、私は午後遅い時刻、傾き始めた日ざしの中で赤みを増しながら次第に薄闇に溶け込んでいくサクラがいちばん好きです。写真は、遠くに六甲のシルエットを望みつつ、わがマンションの階段から撮ったサクラです。

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