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2013年11月11日 (月)

不思議な再会

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休みを利用してバードオウッチングを兼ね箕面まで散策しようと家を出た。歩き出した途端、薄日の射す空から細かい雨が降ってきた。狐の嫁入りだ。北緑丘の千里川では、カルガモ、マガモたちが雨を楽しんでいた。木々の高い梢からは雨やどりをしているらしい小鳥たちのさかんな囀(さえず)りが聞こえてくる。しかし、姿はいっこうに見えない。

やがて雲が切れて明るい日差しが色づき始めた木々を照らした。赤と橙と黄と緑、色彩のグラーデーションが鮮やかだ。するとさまざまな小鳥たちのシルエットが枝から枝へといっせいに飛び交った。小鳥たちはやっぱり太陽が大好きなのだ。灌木の茂みに潜んでいたシジュウカラが水を飲みに川原に下りていった。

青い光の筋を残してカワセミが川筋を上流に向かってとび、川原の石ころに一瞬止まって、さらに上流へと飛び去った。再び雨が降り出した。カワセミの姿を急ぎ足で追ったが、どうやら橋げたの下の巣に入り込んだようだった。雨脚が強くなったので、箕面に行くのは諦めた。時雨と晴れ間のめまぐるしい交替。

帰る途中のレストランで食事をしたあと、やっぱり心残りでもう一度野鳥のエリアに引き返した。またカワセミが飛んだ。「いた!」と声に出すと、川上の方から歩いてきた老人が「いたでしょう!」と言う。彼もカワセミを追っていたのだ。老人が「ホラ、あそこ」と指さす川向うのアカメガシワの葉陰にカワセミの姿が見えた。目の良い老人だ。それにカメラも立派。私の方はカメラにカワセミの姿を収めて、ルンルン気分。お礼も言い忘れてしまった。

その老人の顔に見覚えがあった。小学校の2年下の子だった。同姓なので何となく気がかりな子ではあったが、小学校以来何度も出会いながら、しかしことばを交わしたのは、今日がはじめてだった。彼のことを、「老人」と言うのが正しいのか、「子」と言うのが正しいのか。何だか不思議な気がした。

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