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2013年1月22日 (火)

ロウバイやらハボタンやら

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またたく間に松の内も過ぎて、慌ただしい年度末の行事が目白押しの季節になった。そのうえ「ノロだ、インフルエンザだ」とウイルスが跳梁する時期と重なっているから厄介だ。

私は年末くらいから鼻の具合が悪い。鼻腔がやたらと乾燥して、くしゃみが止まらない。空気が乾燥している上に、花粉やら黄砂が舞い始めているらしい。ミクロの敵と渡り合いながら、頭(ず)を低くして春を待つ心境である。

そんな願いを込めて、人毎に「もうロウバイが咲いている」とか「日本水仙が匂っていた」とか「ミモザの枝が明るくなってきた」とか触れまわっている。そんなふうに言うことで、心のうちで春の訪れを既成事実化しようとしている。

しかし、嘘を言うわけにはいかない。そこでこの季節、ロウバイの芳香を求めてご近所を彷徨う。小学校同級生の旧家の庭にロウバイの大きな木があって、高い築地塀(つじべい)越しにロウバイを鑑賞するのが、この頃年中行事の一つだ。今年はしロウバイの花付きが少し悪いようだ。それでも、青空に映えるロウバイの黄色は、やはり嬉しい。

そのご近所で葉ボタンの寄せ植えを見つけた。門松を飾った葉ボタンがすっかり大きくなっている。暮れに迎春用のハボタンが店頭に並んでいるときには、贈答品の熨斗(のし)みたいに疎んじているが、役目を終えて「素」に戻ったハボタン、じつにみごとな造形美だ。縮緬(ちりめん)状の葉の重なりが微妙な色彩のグラデーションを演出して、自然の造形の奥深さを感じさせる。

お定まりの(寓意としての)役割から解放されると、生命はその本来の輝きを取り戻すものだ。

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