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2012年10月

2012年10月30日 (火)

青い実、赤い実

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秋は草の実、木の実を見つけるのが楽しい。上の青い実はイシミカワの実。下の赤い実はノイバラの実。

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優しい目

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カルガモの目は優しい。その優しい目には何が映っているのか。

今日、散髪の帰りに自宅マンションのそばの梨谷池の脇を通りかかると、カルガモのつがいが岸の茂みの蔭にぽっかりと浮かんでゆらゆら揺れていた。何を見るともない優しいまなざし。ときおり頭を180度後に廻らせて、顔を背中に埋めてじっとしている。人が近づいても動かない。まるで心地よげにまどろんでいるみたいだ。

その姿に見入ってしまって、しばし佇んでいた。秋の午後の明るい陽ざしが背中に暖かい。その陽射しがカルガモの顔を照らしていた。

2012年10月27日 (土)

パンパスグラス(しろがねよし)

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この身長4、5メートルはあろうかという大きな禾本科の植物はパンパスグラス(しろがねよし)というらしい。何年前からのことだろう。秋になると、わがマンションの南側空き地で明るいブロンドの豊かな髪を心地よげに風になびせている。

パンパスというと、南米アルゼンチンの大草原のこと。馬に乗った牧童たちが家畜の牛や羊を追いかけている。大草原のそこここに、まるで小山のようなパンパスグラスの茂みが影を落としている。そんな情景を空想しながら、その傍らを通る毎日である。

2012年10月22日 (月)

秋色

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千里川のほとりを歩くと、川べりのナンキンハゼが紅葉し始めていた空を映した川面の青とナンキンハゼの赤のコントラストがきれいだった。

街路樹では、サクラやフウの木と並んでナンキンハゼの紅葉は際立って鮮やかだ。秋の深まりとともに緑の葉に紫がかった影が差し、その紫が次第に深紅へと明るんでいくさまは、夜明けの空を見るようだ。

今日、歯医者さんからの帰り道、マンションのフェンスに絡まって、ノブドウの実とゴンズイの実が、色彩の美しい室内楽を奏でていた。

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彼岸花とコサギ

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ごんしゃん ごんしゃん 何処へいく / 赤いお墓の曼珠沙華 / 曼珠沙華 /  けふも手折りに来たわいな (北原白秋『思い出』)(曼珠沙華はヒガンバナとルビ)

「ごんしゃん」とは九州柳川の方言で良家のお嬢さん、ヒガンバナの毒で堕胎したそうな。死児の齢を数えて、一本、二本、三本・・・・と七本まで手折って帰る。センターの学生Mさんから教わった。

もうヒガンバナの季節は過ぎたが、この話は書き留めておきたいと思った。千里川ぞいを歩いていると、ヒガンバナ越しにコサギの姿が見えた。ごんしゃんのことを思い出した。

http://www.youtube.com/watch?v=iPTlZpceSoU&feature=related

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2012年10月20日 (土)

リンドウとイワシャジン

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いまわが家のヴェランダでは、リンドウ(上)とイワシャジン(下)が青を競うように咲いている。とはいえ、リンドウもイワシャジンも、マンションのヴェランダなんかより、谷あいの棚田の畦でひっそりと咲いているのが似つかわしい。

1790年9月、ゲーテは主君カール・アウグスト公に伺候してシュレージエン(当時はプロイセン領)の州都ブレスラウ(現在はポーランドのヴロツワフ)に赴いた。当地では革命フランスを威嚇するべくプロイセン・オーストリア・ロシアの合同大演習と称して大部隊が展開し、それを盛り上げる華やかな宮廷外交の場として大宴会・大舞踏会が連日連夜繰り広げられていた。

詩人は宴会を逃れるようにブレスラウをひそかに抜け出して、単騎でシュレージエンとオーストリアの国境の山岳地帯をさすらった。そして国境の最高峰シュネーコッペ(1602m)に登った。そのときの日記に山頂で見つけたリンドウのスケッチを残している。植物学的関心からのことだが、多分リンドウの深い青が詩人の心を浄化してくれるような気がしたのだろう。彼は、革命や戦争や政治や嫌いだった。

リンドウの青を見、イワシャジンの花が風にそよいで立てるかすかな音(そんな音がするかどうかはわからないが)に耳を澄ましていると、いつしか心が透明になってゆくのがわかる。

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2012年10月15日 (月)

ディプラデニア(マンデビラ)

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10月6日の記事に、ご近所で撮ったピンクのディプラデニア(マンデビラ)を紹介した。それからもディプラデニアへの思いは、募る一方だった。そして、1週間後、一年ぶりくらいに行った花屋さんの店頭に白いディプラデニアが並んでいた。

いつものの散歩コースとは逆方向にあるその店に行ってみようという気になったのは、何気なくだったが、偶然とは言えない。ピンクのディプラデニアももちろんきれいだが、本当は白いディプラデニアに出会いたかったのだと、そんな気がした。

今、ディプラデニアはわがヴェランダで、その蔓(つる)をどんどん伸ばして、こんな鮮やかな白い花を毎朝十くらい咲かせている。

2012年10月14日 (日)

やんちゃでも小鳥はやっぱり元気でいてほしい

ある日の夕方、散歩から戻ってきたら、マンションの入口で犬の散歩から戻ってこられた野鳥仲間の奥様に出会った。「小鳥が道端で死んでいたんですよ。電柱に衝突したんでしょうか?」と悲しげ。「小鳥がまさか電柱にぶつかったりしないでしょう。」

「このあたりであまり見かけない小鳥なんですよ。枯草をかけてきたんですが、ちゃんと埋めてあげようと思っています。その前に見てくれません」と小鳥のお弔いに誘われた。

奥様の手のひらの上のちっちゃな野鳥はうっすらと目を開いたまま、きれいな姿で死んでいた。緑がかった体色はメジロに似ていたが、目のまわりの白い輪がない。スズメでもない。

南へ渡って行く途中、群れからはぐれた迷い鳥で、行き暮れて衰弱死したのだろうか。ウグイスかムシクイか、枝から枝へとすばやく飛び移る姿で見たかった。

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そんな思いが残ったままの翌朝、天王寺キャンパスの木立にヒヨドリを見つけた。ヒヨドリは精悍で、鳴き声も大きく、動きも活発。小型鳥を威圧するような振る舞いをしたり、ヴェランダの大切な果樹を狙ったりするので、小憎らしい。しかし、こうやって都会のビルの谷間の乏しい緑の中に見つけると、「精いっぱい元気でいろよ」と励ましたくなった。

2012年10月12日 (金)

コスモスとツマグロヒョウモン

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コスモスの花は無邪気で、にぎやかで、愛嬌たっぷり。偉そうぶったところが少しもない。そばを通りかかったものに満面の笑みで競うように手をふってくる。真っ青な空にも合うし、夕焼け空にも合う。

赤、ピンク、白、オレンジ色の花が咲き競うコスモス畑の上を、たくさんの蝶が飛んでいた。

モンシロチョウ、モンキチョウ、ツマグロヒョウモン。シジミチョウ。

ツマグロヒョウモンはキバナコスモスが好きなようだ。花の色と翅の色がぴったりと一致している。ツマグロヒョウモンは赤、白、ピンクの花を避けるようにして、キバナコスモスに止まる。花色と蝶との間には、やはり相性があるようだ。

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2012年10月 9日 (火)

レモンの木の下で

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レモンの木の下で白雪姫と7人の小人たち、それに仲間の動物たちも加わって記念撮影。御一行はじつはヴィーンからやってきたのでした。私の友人の鞄(かばん)に収まって。だから、みんな晴れがましい顔をしています。

彼らはみんな砂糖でできています。とはいえ、金平糖みたいにポイッと口にほうり込むわけにはいきません。大切なお客様なのですから。

彼らがこの日本でどんな不思議な体験をするか、楽しみです。

2012年10月 6日 (土)

モンキチョウ(紋黄蝶)

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わが家の家紋は何か、ということが最近話題になった。息子に訊かれて、はたと困った。母親が家紋のことを口にしていたのを子どもの頃に聞いたことがあった、そのときたしか「立葵(たちあおい)」と聞いた<ような気がする>。いたって曖昧な記憶しかない。男兄弟四人だから、今となっては兄弟の誰も知るまいと思っていた。念のために次兄に電話したところ、兄嫁が即座に「橘(たちばな)」だと教えてくれた。私の記憶に合っていたのは、「たち」の部分だけだった。

ところで、数日前に近所の公園で、モンキチョウがキバナコスモスの花蜜を吸っていた。私の住んでいる豊中北部ではモンシロチョウは多いが、モンキチョウを見るのは稀だ。というより、じっくり見たのは初めて。すると、何と翅(はね)に家紋(?)がついているではないか。モンキチョウの翅が城中を歩く武家の裃(かみしも)に見えた。

ディプラデニア

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ご近所の庭先に見つけて撮らせてもらったこの花、「ディプラデニア」または「マンデビラ」というそうだ。まだ和名を知らないから、最近になって日本に移入されたものらしい。熱帯アメリカのボリビアが原産地で夾竹桃の仲間とか。蔓(つる)性で住宅の垣根を這って、直径6~8センチの優美で端正な花をつける。

たしか一度植木市で買ったが、寒さに弱いらしく、すぐに枯らしてしまった。自分には縁の薄い花だと思ってすっかり忘れていたが、今度また出会って改めて惚れなおした。そして、自分の情の薄さを悔いた。

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