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2012年2月24日 (金)

ノシラン―ウルトラマリンブルーの珠

20120220_026

服部緑地公園の植物園では「ノシラン」がウルトラマリンブルーの珠をたくさんつけていた。この美しい青い珠、じつは実ではなくて種。実とは果実、つまり種子を包む子房が肥大したものだが、ノシランは早くに子房が剥落してしまって、種子が露出しているらしい。

それにしてもこの青は、フェルメールの「真珠の耳飾りをした少女」のターバンの青、「フェルメールの青」とも言われるウルトラマリンブルーだ。原料のラピスラズリは古代ではもっぱらアフガニスタンで産出した。フェルメールは少女のターバンに、海(マリン)を越えて(ウルトラ)ヨーロッパに届いた貴重な青の顔料を使ったのだ。ラピスラズリのラピスは「石」、ラズリは「天の」を意味するラテン語。拾った珠の一つを切ってみた。ウルトラマリンの薄い皮膜に包まれていたのは半透明のガラスのように硬い子葉だった。

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