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2011年10月

2011年10月31日 (月)

ナデシコ(撫子)

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ヴェランダに面した池の畔りの木々が色づき始めた。そして、春に咲いた撫子がまた咲いた。

シギ

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今月は14、15日東京、19,20,21日仙台、26日岡山、27,28日東京とまるで旅がらす。28日夕刻の羽田空港、帰阪の便を待ちながらレストランで日没の風景を見ていたら、シギらしき鳥も、夕日をじーっと見つめていた。

心なき身にもあわれは知られけり 鴫立つ澤の秋の夕暮れ(西行)

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2011年10月24日 (月)

ムラサキシジミとツマグロヒョウモン

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上はムラサキシジミ、下はツマグロヒョウモン。自彊術教室の直前に千中駅そばの長谷池へ。今日は、どういうわけか見慣れたバンの姿がない。どこへ行ったのか。まだ池の半分を蔽っているオオアカウキクサの所為かなと思ってみたりする。急いでいるのに、何だか所在なげにドングリなど踏んで歩く自分が可笑しい。

すると、足元の草むらに小さな青いチョウが来てとまった。

千里中央から歩いて帰る途中、島熊山の雑木林でセイタカアワダチソウにとまっているツマグロヒョウモンに出会った。

知ったかぶりで書いているが、もちろん自宅に戻ってからネット図鑑で調べて確認しただけの「にわか仕込み」だ。しかし、2種類の美しいチョウに出会えるとは!「所在なさ」が幸運を呼んだのかも。

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2011年10月23日 (日)

ホテイアオイ

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ペットボトルで作った水槽でホテイアオイが美しい青い花を咲かせている。花弁の一枚だけにまるで孔雀の羽のような模様がついている。この花、朝ひらくと夕方にはしぼんでしまう。

明日香の本薬師寺跡の池をホテイアオイの青い花がびっしりと埋めつくている風景を写真で見て以来、ホテイアオイをまじかに見てみたいと思っていた。学習センターの大学祭で「グリーンサークル」が展示即売していた。

私は買わずにもらってしまった。花の終わった苗だった。それでももう今から来年の花が楽しみでわくわくしていたら、サークルの人が翌日に、こんなきれいな花の咲いた苗と取り替えてくれた。その日は一日中ためつすがめつしていた。

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2011年10月16日 (日)

ブルーベリー

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ヴェランダ果樹園のブルーベリー、小さな実がつぎつぎと緑から赤、赤から濃紫へと色を深めていくのを見ているだけで楽しい。しかし、そのまま置いておくと過熟になり、しなびて落ちてしまう。頃あいを見はからって摘む。

一つ一つの実の表情を見ながら、あれこれ想像し、逡巡し、大仰に決断し、それでもまだためらいながら手を伸ばす。そんな自分を笑いながら、摘んだ実を手のひらに乗せてしばし眺めている。ヴェランダ果樹を育てていると、こんなまるでピアノの小品を聴くような喜びがある。

2011年10月15日 (土)

アサガオ ヒルガオ ヨルガオ

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近所の草むらで今、アサガオとヒルガオとヨルガオが咲いている。とはいっても、同じ場所で同じ時刻に揃い咲きしているわけではない。その名の通り朝と昼と晩(夕刻)に離れ離れに一、二輪ずつ咲いているのである。

10月半ばともなれば遅咲き花、どれも何となく遠慮がちで小ぶりな花。野放図に伸びた雑草の蔭に隠れるように咲いている。

アサガオは空色、ヒルガオは薄いピンク、ヨルガオは白。

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私はユウガオはあってもヨルガオなどないと思っていた。ところがユウガオとヨルガオは別種とか。どちらも、夕刻から咲き始めて翌朝にはしぼんでしまうので混同されていることも多いらしいが。花も似ている。下の写真はヨルガオ。

早朝の通勤途上で見かけたが、きっと一晩中咲いていたのだ。夜咲く花は純白が多いのは、夜行性の蛾やその他の虫を引き寄せるためらしい。そして夜の白い花が芳香を放つのも植物の「生き残り戦略」なのだ。

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2011年10月11日 (火)

ノブドウの実が色づく頃

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テニス・コートのフェンスの金網にノブドウの蔓が絡みついていたりする。通り過ぎる人は誰も目もくれない。実を結ぶ前には花が咲いたはずだが、花が咲いていた記憶もない。それくらいありきたりの、むしろ厄介者扱いの雑草だったものが、実が色づき始める季節になると、ハッとするほど美しく輝き始める。直径5ミリから7ミリくらいの緑白色、赤紫、濃紫、青、紺と色とりどりの実がまるでネックレスのように並んでいる。

この季節、とりどりに色づいたノブドウの実と出会うのが散歩の楽しみのひとつになる。同じ仲間のヤマブドウは秋の季語として歳時記の中に確固とした場所を占めているが、ノブドウはどうも隅の方で遠慮がちなのはなぜだろう。

  野葡萄や埃かかりて町はずれ(銀栄子)

明日香を歩く(3) ― 亀石

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このたび明日香を歩いて、もっとも強い印象を受けたのは亀石です。このカメさん(?)、今は住宅地の駐車場のような空間にうずくまって長~い長~いお昼寝の最中です。ときどき薄目を開けているようですが。

この表情、何と表現すればいいのでしょう?愛嬌がある?かわいい?おとぼけ?朴念仁?こけし顔?怖い?不気味?全部当たっていますよね。

横幅2.1メートル、縦3.5メートル、高さ1.5メートルのこの巨大な石の彫刻がいつ何のために刻まれたのか。諸説があって、どれも確証がない。完成したものか、未完成なのか、カメなのかカエルなのか、あるいはヒトなのかカミなのか、それすらわからない。千年以上、見る人を煙に巻いている謎の巨石です。

はっきりしていることは、この表情にはこれを刻んだ古代人の心が映じているということ。じーっと見つめていると、わたしたちの心の中にふつふつと沸き起こってくるものがある。それに耳を澄ましていると、古代人つぶやきが聴こえてくるようです。

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2011年10月10日 (月)

帰ってきたシジュウカラ

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今朝、ヴェランダのゴーヤのグリーンカーテンを撤去していると、耳元で「ツィ・ツィ・ツィ・ツィ・ツウィー・ツウィー・ツウィー」という小鳥のさえずりが聞こえた。

ヴェランダの方に枝を差しのべているケヤキの枝にシジュウカラがとまってキョロキョロしながらさえずっていた。「お帰りなさい、シジュウカラ」と声をかけたかったが、そのかわり部屋に戻って、泥だらけの手でカメラを掴んで、ヴェランダに戻ると、ちゃんと待っていてくれた。

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2011年10月 8日 (土)

明日香を歩く(2) ー ヒガンバナ

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十月上旬には明日香ではヒガンバナも盛りを過ぎるらしい。群れて咲くヒガンバナの赤が少しばかり色あせて、実を結び始めている。それでもまだ、石舞台のまわりには赤だけでなく白やピンクのヒガンバナが競い合うように咲いていた。ピンクや白のヒガンバナには、赤いヒガンバナの妖気がなく、あっけらかんと美しい。

ヒガンバナの妖気と書いたが、そんなものはじつは人の心の囚われ(固定観念)で、よく見ると妖気なんてどこにもない。ヒガンバナは空の青によく映える。

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茎の先端を円く取り囲んで5つの花がついている。その一つ一つの花から5、6本の花糸と1本の花柱が上方に反って放物線を描き、合わせて25本から30本の花糸の先端(葯)がきれいに環状に並んでいる。その造形の見事さはハンパではない。ヒガンバナは曼珠沙華ともいう。仏典ではもともと天上の花なのだ。

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明日香を 歩く(1) ― 棚田

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10月6日、明日香を歩いた。正午に近鉄飛鳥駅を出発、バスで石舞台まで行き、そこから稲淵へ。さわやかな秋日和。稲淵の棚田は金色に染まって、真っ青な空に映え、棚田の畦を(やや盛りを過ぎた)ヒガンバナが赤く縁取っている。

柿も栗も実りの時期を迎え、道端のコスモスや萩の花のまわりを何匹ものモンキチョウが飛び回っている。子どもの頃見慣れた、そして今は記憶の彼方に遠ざかっていた農村の風景が目の前に広がっているのが嬉しくて、疲れも忘れてひたすら歩いた。

棚田の傾斜を登って祝戸のミハ山の頂上から明日香と大和盆地の風景を見た。(上の写真、中央は耳成山、その右は香久山、耳成山の手前は甘樫の岡。)

山を下りてから飛鳥川沿いの山蔭の道を橘寺へ。亀石、鬼の俎板・雪隠、そして高松塚古墳の脇を通って夕刻に再び飛鳥駅に戻った。陽が西に傾き始め、かすかに冷気が忍び寄ってきた。途中で拾った栗の実二つと、無人の棚に並べられていた100円のアケビ2パックがずしりと重かった。

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2011年10月 4日 (火)

チョウかガか? ー ヒメアカタテハ

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これは、「チョウ」でしょうか「ガ」でしょうか?皆さんならどう思われますか?これは「チョウ」が正解らしい。チョウもガも鱗翅類で、両者の明確な線引きはじつは分類学的には難しい、というかあまり意味がないそうです。

私たちはふつう、日差しの明るい昼間に花から花へとひらひら飛んでいる美しい色と模様の翅を持つものをチョウ、太い胴体で褐色のぶきみな模様の翅をもつ夜行性のものをガと呼んでいます。もうちょっとチョウを知っている人は、翅をたたん止まるのがチョウで、翅を広げて止まるのがガ、触角が棍棒状がチョウ、櫛状がガ、と区別します。

チョウとガを区別する日本語や英語と、区別しないフランス語、ドイツ語、ロシア語などから文化人類学的考察を展開する人もいますが、どうでしょうか? このヒメアカタテハは、太い胴体部分はガ、美しい翅はチョウ、触角は棍棒状。自宅近くの羽鷹上池の岸を明るい日差しを浴びて優雅に飛びまわり、<羽を広げて>花の蜜を吸っていました。「どっちでもいいじゃん、そんなの!」と呟きながら。

チョウとガを区別する言語の方が文化的に進んでいたり、そうした言語を使用する人間が繊細であったり、感受性が豊かであったりというわけではなさそうですね。

2011年10月 1日 (土)

富士山

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私は飛行機に乗るのが大好きだ。山に登るのも好き、塔に登るのも好き、要するに高いところが好きなのだ。そのくせ、ちょっと高所恐怖症。

高いところから「鳥の目」で地上を俯瞰するとき、視界とともに心がどこまでも広がってゆくような気がする。

今日は飛行機の窓から富士山を見た。白い雲海の中から突き出している頂上がこんなにくっきりと見えたのは、初めてではないが久しぶり。やはり偉容(異様かも)だ。文字通り「抜きん出て」いる。

下の方は、湘南海岸。空と雲と海が一望のもとに見渡せるのは贅沢な気持ちだ。

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