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2011年6月23日 (木)

住吉大社御田植神事

牛を田に入れて<代(しろ)かき>をした水田に踝(くるぶし)の上まで浸かって早苗を一本一本泥の中に植えこんでいく田植えは、私の子どもの頃、日本のどこででもまだごく普通に見られた風景だった。田植えの終わった田んぼには、オタマジャクシやドジョウ、ミズスマシやゲンゴロウが泳いでいて、雨のなか傘をさして、田んぼの畦にいつまでもうずくまって見ていたものだ。今は水田自体ほとんど消えてしまった。

10日ほど前の6月14日、「住吉大社御田植神事」を見学した。朝10時過ぎから始まった神事は夕刻に及び長い一日だったが、農事には身体の奥深くで共鳴共振するものがあり、感動した。

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「住吉大社御田植神事」のユニークな点は、大阪の花街の芸妓さんたちが祭の主役を担っていることだ。上の写真は植女(うえめ)としての芸妓さんが練り行列の準備をしているところ。平安朝風(?)の装束があでやか。

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御稔女(みとしめ)と八乙女(やおとめ)が豊穣を祈願する舞を奉納するなかで、菅笠、紅白の衣装・襷を着けた植女たちが田植えをする見る人誰もが時空の彼方にまぼろしを見るような、遠いまなざしになっていた。

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