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2011年6月

2011年6月28日 (火)

長谷池の初夏

千里中央に出たついでに、長谷池に立ち寄った。1週間前には黒い水草に覆われていた池が、今日は半分くらい赤く変色していた。ちょっとギョッとした。水草が赤い葉を出したらしい。所々に小さな花らしきものも見えた。長谷池という小さな自然も季節の移ろいに敏感に刻々とその姿を変える。

その水の面を輝くようなコバルト・ブルーの小さな蝶らしきものが飛んだ。はじめてみる蝶だ。

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水草の葉の赤に気押されるように、岸近くで美しい白い花を咲かせる睡蓮。初夏の明るい日差しを受けて、くっきりとした影を葉の上に落としていた。どうやら梅雨は明けたらしい。

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2011年6月25日 (土)

青い花の匂い

ニオイバンマツリについて書いたとき、おじゃままさんから「青い花には香りのあるものが少ない」とのコメントがあった。「なるほど」と思った。そして私の好きな青い花をあれこれ思い浮かべてみた。

今ならアジサイ(紫陽花)、ツユクサ(露草)、少し前ならヤグルマギク(矢車菊)、ワスレナグサ(勿忘草)、そしてこれからはアサガオ(朝顔)、リンドウ、ここまで来てふと思った。これらの青い花には香りはないが、その花の名(和名)には何と美しい響きがあることか。

これらの花に匂いのないことを惜しんで、私たちの祖先はその名に美しい響きを与えたのだろうか。

これらの青い花は明るい日差しに向かってまっすぐに顔を上げて咲くという感じはない。朝霧と露の残る早朝が似合う。そして日が昇ると、澄んだ青はすばやくあせて行く。それは、目覚めるとたちまち色あせる夢に似ている。人偏に夢と書いて「儚(はかな)い」と訓(よ)む。青い花にはそんな儚さがある。

ところでと、思いを巡らしてみる。ヘリオトロープは?、ラヴェンダーは?ヒヤシンスは?、ライラックは?と。みんな香りの強い花々、しかもどれもが西洋系の花々だ。そして、青というよりどちらかというと、紫系。赤みが濃くなると、匂いが強くなるのだろうか。

たぶん、これは好みが言わしめる独断と偏見だろう。それにしても花色と香りにはどんな関わりがあるのか。興味深いテーマだ。

下の花はアガパンサス。ギリシャ語のアガペ(愛らしい)+アンサス(花)に由来する名だ。匂いはない。

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2011年6月24日 (金)

トロル

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自彊術教室のクラスメートのお宅に遊びに行って、ノルウェー旅行のお土産というトロルの陶製人形をみせてもらった。その何ともいえない魅力に捉えられてしまった。何だろう、この不思議な魅力?表情がいい。握りしめたこぶしと足の表情がいい。

トロルはノルウェーの深い森の奥に住む妖精で、ノルウェー人なら知らない人はいない。頭や顔に木や苔が生えているような巨大なトロルもいれば、小さいかわいいトロルもいるらしい。トロルの姿が見られるのは日が沈む夕方か夜だけ。太陽の光に当たると破裂して石になってしまう。だから、トロルはじつは巨大な霜柱だという説もある。

トロルのおばさんは髪が長くてバサバサ、その上へんな尻尾までついている。だまされやすくて、知恵のある子にかかったらすぐにだまされてしまう。

トロルは魔力でどんな姿にも変身できるから美しい少女になって、猟師や少年を山の中に誘い込むこともできる。しかし、こちらに知恵があれば大丈夫だ。

写真のトロルは、おばさんのようでもあるし少女のようでもある。尻尾もちゃんとついている。

2011年6月23日 (木)

住吉大社御田植神事

牛を田に入れて<代(しろ)かき>をした水田に踝(くるぶし)の上まで浸かって早苗を一本一本泥の中に植えこんでいく田植えは、私の子どもの頃、日本のどこででもまだごく普通に見られた風景だった。田植えの終わった田んぼには、オタマジャクシやドジョウ、ミズスマシやゲンゴロウが泳いでいて、雨のなか傘をさして、田んぼの畦にいつまでもうずくまって見ていたものだ。今は水田自体ほとんど消えてしまった。

10日ほど前の6月14日、「住吉大社御田植神事」を見学した。朝10時過ぎから始まった神事は夕刻に及び長い一日だったが、農事には身体の奥深くで共鳴共振するものがあり、感動した。

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「住吉大社御田植神事」のユニークな点は、大阪の花街の芸妓さんたちが祭の主役を担っていることだ。上の写真は植女(うえめ)としての芸妓さんが練り行列の準備をしているところ。平安朝風(?)の装束があでやか。

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御稔女(みとしめ)と八乙女(やおとめ)が豊穣を祈願する舞を奉納するなかで、菅笠、紅白の衣装・襷を着けた植女たちが田植えをする見る人誰もが時空の彼方にまぼろしを見るような、遠いまなざしになっていた。

2011年6月22日 (水)

ナツツバキ

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路傍の花や樹や草に「行ってきます」「ただいま」と挨拶を送るだけの日々になった。道でも電車でもたいてい同じ人と顔を合わせるが、「ああ今日もお元気ですね」と心の中で言っている。きっと、その人も心のなかでそう呟いているに違いない。

この季節、とても愛らしい笑顔で微笑んでくれるのが、ナツツバキの花だ。繊細で可憐。白い絹地のように薄い花弁の縁は、布地がほつけたように細やかな切れ込みが入っている。

黄色の雄蕊(おしべ)から落ちた花粉が花弁を黄色く染めているのは、お化粧を習い始めた少女のようだ。それに、まるでえくぼのように花弁のくぼみが赤く染まっているのも初々しげだ。

「それでは行ってきます」と今日もナツツバキの花に挨拶して出勤した。

2011年6月18日 (土)

卯の花にアゲハチョウ

昨日、久しぶりに北緑丘の千里川沿いを箕面まで歩いた。川沿いの卯の花(ウツギ)にアゲハチョウが止まった。

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八重咲の、白にほのかな赤みが差した卯の花(更紗空木とも呼ぶようです)。毎年、初夏にこの花が咲くのを楽しみにしてきた。

「うのはなの匂う垣根に ほととぎす早も来鳴きて」というのは唱歌「夏は来ぬ」。3年前には「匂う」がごとく咲き満ちていた花。それが去年今年と年々花が少なくなってきたのは、さびしい。アゲハチョウも同じ思いだろう。

2011年6月17日 (金)

キンシバイにミツバチ

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このごろ公園でいちばん目立っている黄色い花はキンシバイ(金糸梅)。たくさんの花糸(雄蕊)が放射状に広がっている様子は、「ビッグバン」という感じ。近づいてよく見ると、ミツバチが脇目もふらず花粉を食べていた。

2011年6月12日 (日)

悲田院のタイサンボク

勤務の昼休み、近くのコンビニにサンドウィチを買いに出た。ついでに路地裏を通って戻ることにした。ラヴホテルやら、町工場やら、倉庫やら、マンションやらが雑然とひしめく一角である。JR天王寺駅の北側、目の前をよぎって高架線を電車が通り抜けていく。悲田院町という地番表示が見えた。心ひかれる地名だ。

悲田院とは、伝承によれば聖徳太子が四天王寺の四箇院(四つの付属施設)のひとつとしてこの地に置いた貧者と身寄りのない老人のための施療院だとか。その名に悲哀と慈しみがこもっている。

角を曲がったら、泰山木の大きな木に、白い花がまるで空に浮かぶように咲いているのが見えた。大人の両の手のひらを指をいっぱいに開いて合わせたような大きな花。「悲田院のタイサンボクか」と思った。

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2011年6月 8日 (水)

オナガでした

昨日の「ちょっとピンボケで、すみません」の鳥は、<里山博士>のめだちゃんからさっそく「オナガ」だとのご教示を受けました。ネットの鳥類図鑑で再確認、まちがいなく「オナガ」でした。私のバードオウッチング歴の新しい一ページになりました。めだちゃん、オナガさん、ありがとうございました。

オナガが「ギューイ、ギューイ、ギュイ」「ゲー、ギー」と汚い声で鳴くのは警戒音声、「チューイ、ピューイ、チュル、チュル」と鳴くのは愛の交換とか(ヴィキペディア)。なかなかの役者さんですね。で、私は警戒されていたんですね。今度は「チューイ、ピューイ、チュル、チュル」の美声で囁きかけてほしいものです。

2011年6月 7日 (火)

ちょっとピンボケで、すみません

ちょっとピンボケで、すみません。これは何の鳥でしょうか?どなたか教えていただけたら嬉しいです。(画像をクリックで拡大)

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昨日(6月5日)、海浜幕張公園で夕刻見かけた鳥です。鳩よりも少し小さく、ヒヨドリよりも少し大きい中型鳥。尻尾がずいぶん長いなという印象で、鳴き声は「ギーギーギー」というような耳障りな悪声(といっても私の記憶は、あまり当てにはなりませんが)。二羽がいっしょにいました。ともかく私ははじめて見た鳥です。

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2011年6月 4日 (土)

ヒメジョオンにベニシジミ

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梅雨の中休み。今日は窓から初夏の風が吹きこんでいます。

ベニシジミが止まっているこの花。ハルジオンかと思って、ネットで検索してみたらどうも「ヒメジョオン」(「ヒメジオン」ではなくて「ヒメジョオン(姫女苑)」が正しい、とか)。とはいえ、ハルジオンとヒメジョオンの区別は難しそう!

さりげなく咲く野の花、目立たない小さな野の生き物たち、よく見るとハッとするような美しさに輝いています。

2011年6月 1日 (水)

バンの子育て

今朝、雨あしが少し弱まった頃あいを見て、久しぶりに千里中央の長谷池の畔りを歩いた。池の周囲には相変わらずいろいろな小鳥たちの声が響いていたが、、生い茂った木々の葉群に隠れて姿は見えなかった。

バンの親子が池の面を覆いつくすように広がったハスの葉の上で「駆けっこ」に興じていた。子バンはときどき水の中に落っこちて、よじ登ったハスの葉の上でブルブルッと身震いしている。それを母バンがじっと(気遣わしそうにか面白そうにかは、バンに訊いて見なければわからないが)見ていた。(写真をクリックすると、拡大して見られます。)

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池の周囲には色とりどりの花菖蒲が咲き始めていた。ビルの谷間にこんなに鬱蒼とした自然が残されていることのありがたさ。きっと多くの人たちの目に見えない努力の賜物なのだ。

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