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2011年5月13日 (金)

ハリエンジュ(ニセアカシア)

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このブログを読んでくださっているめだちゃんが、阪大の吹田キャンパスにアカシアの花が咲き始めていると、報告してくださった。

私も、お昼休みに天王寺学習センター(大阪教育大学と同居)のキャンパスをぶらぶらと散歩して、ハリエンジュ(ニセアカシア)の20メートルを超えるような巨木が数本、いま真っ盛りに白い花をつけているのを見つけた。

たわわな(?)花房から<切ないような>甘い芳香が漂ってくる。<切ない>と感じるのは、「アカシアの雨がやむとき このまま死んでしまいたい」という西田佐知子のけだるい声がアカシアの記憶にかぶさってくるからだろうか?この歌がヒットしたのは、私がまだ高校生の頃のことだ。

ハリエンジュはドイツ語ではFalschakazie(Schein- akazie)、和訳すると偽アカシア(アカシアもどき)。俗称ではSilberregen(銀の雨)というそうだ。「アカシアの雨」はひょっとすると、アカシアに降る雨ではなく、雨のように降るアカシアの白い花びらのことかもしれない。

清岡卓行の『アカシアの大連』には、5月アカシアの花の薫りに満たされる大連の風景が、それこそ「切ない」望郷の思いを込めて美しく描かれている。

「夕ぐれどき、彼はいつものように独りで町を散歩しながら、その匂いを、ほとんど全身で吸った。時には、一握りのその花房を取って、一つ一つの小さな花を嚙みしめながら、淡い蜜の喜びを味わった。(・・・)そして彼は、この町こそ自分の本当のふるさとなのだと、思考を通じてではなく、肉体を通じてしみじみと感じたのであった。」

フランスでは、アカシアの花房に衣をつけて揚げ砂糖をまぶしたお菓子があるらしい。そんな夢のようなお菓子をぜひ一度食べてみたいが、キャンパスのアカシアの木は背が高すぎて、花房に手が届かない。

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コメント

ニセアカシア、私には初夏のさわやかな花です…。
蜜源として重宝されているようですね。(食用、というのを読んで、くいしんぼうなので検索してしまいましたcoldsweats01)花以外は有毒だそうですcoldsweats02お気をつけ下さい。
↓犬養先生の思い出、ステキですね…。私はもちろん、お名前と数々の逸話しか存じませんが…。

キャンパスのアカシアの花は早くも散りかけています。今日の帰りモノレールの窓から、線路にそってアカシアの植え込みがあることに気がつきました。藤の花のような純白の花房がまだ木にいっぱい付いていて、わたしは思わず「おいしそうだな」と見入ってしまいました。
犬養先生、<先生として>本当にすてきな方でした。

先生こんにちは。ニセアカシアの花は、私にとって見ごろにざっと雨に降られてせっかくのボリュームある花が台無し、というイメージです。ちょっと花期が短い、背が高い、増えすぎ、で日本では美しい花と思ってもらえる要素が足りないかなと思います。花ごと揚げて食べちゃうって、出来上がりを想像できないですが、試してみたいですlovely幸せな味がしそうですね(*^.^*)

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