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2010年10月30日 (土)

散髪は嫌い

今度ヴァイマルに行ってみて、5年前の活気と輝きがいささか薄れているような気がした。ゲーテ邸前の公園フラウエンプラーンには数台の観光馬車が客待ちをしていた。歩いて1,2時間もあれば主要な見所(?)は見尽くしてしまう、そんな小さなこの町、町全体が博物館か美術館のようなこの町に、観光馬車は無用の長物だろう。

5年前にはかなりな蔵書を誇っていた古書店が今はブッティックにかわっていた。町一番の繁華街(と言うのも憚られるくらい)のシラー通りにも、改築中の板囲いがあって、お馴染みの乱雑な落書きの上に剥がれ落ちそうな張り紙がそのまま放置されていた。日本の地方の中小都市のシャッター通りを思い出した。「貧すれば鈍する」ような不況の波が、じわじわと町を浸食しているのだろうか。ヴァイマルだけは、そんなふうであって欲しくない。

裏町の理髪店のショーウインドウに「痛そうな」版画が掛かっていた。思わずシャッターを切ったが、そのときの私の気持ちがそうさせたのだろう。

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とはいえ、イルム川(ゲーテの言う「イルムの谷」)を挟んで広がる公園(シュテルン)をそぞろ歩く感動は、いつ訪れても変わることがない。朝霧の立ち込めるシュテルンで、ゲーテのガルテンハウスを木の間隠れに見た。なつかしかった。

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イルム川には水鳥たちがたくさんいたが、その中に日本では珍しい(?)コブハクチョウもいた。

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コメント

ヴァイマルもそんな風なんですか…。
日本はほんとうにひどい状況ですね。ひとたび何軒かの店が無くなると、アーケード街が一気に寂れていきます。頑張っているお店が気の毒になるくらい…。
それにしても、いい版画ですね。wink

散髪屋さんがこんな版画を掛けているところが、いいですね~。子どもの頃、父親が散髪をしてくれましたが、バリカンやハサミに髪がはさまって、痛かったこと!しかも、トラ刈りもいいところで、翌日は登校拒否になりそうでした。散髪、大嫌いでした。

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