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2010年1月23日 (土)

あふち(栴檀)の木

北緑丘団地の入口にあたる、千里川の河川敷に樹齢20年以上になろうかという大きな栴檀(せんだん)の木(古くはあふち、またはおうち)が生えていて、四季折々の風情で目も心も楽しませてくれていた。春には薄紫の花、夏には涼しげな木蔭、秋から冬にかけてはたくさんの白い実。いろんなチョウやセミや小鳥たちの憩いの場所でもあった。

上流から流れついた種がいつしか芽を吹き、大きな木に育ったものだろう。根回りが1メートル半くらいもあって、川幅の三分の一くらいを占めるほど広く根を張っていた。そのためか、つい先頃その木が市職員の手で根元から伐られてしまった。治水上の理由があったのだろう。残った切り株の横から若木がまた枝を伸ばしてくれたら、と願わずにはいられない。

 妹(いも)が見しあふちの花は散りぬべし わが泣く涙いまだ干(ひ)なくに (山上憶良)            (妻が見た栴檀の花もいまは散ろうとしている 妻を失った悲しみの涙がまだ乾かないのに)

写真の上は、この夏に撮った花咲くあふちの木、下は伐られたあふち。

Photo

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コメント

残念でしたね。
わが家の裏の杜にもあり、毎年きれいに咲きます。
今は実があるものの、さすがのカラスもこれは食べないようです。
薄紫の花は微かに匂い、大好きです。
子供の頃、小学校のグラウンドまわりに3、4本の大きな栴檀があり、登って花を取って匂いを嗅ぎ、集まってくるカミキリムシを捕まえて紙を切らせ、また実から種を取り出して遊びました。

おじゃままさんは、豊かな自然の中で子ども時代を過ごされたのですね。栴檀の花が微かに匂うとのこと、いいことを教えてもらいました。これまで高い梢に咲いている花を見上げるばかりでした。機会があったら、その匂いにふれてみたいものです。
ここしばらく曇り空の寒い日が続いて、小鳥たちの姿が見えなかったので、ちょっとしょんぼりしていました。
しかし、今日は青空が広がって春めいた陽気。千里川で3羽のカワセミと出会えて、上昇気流に乗っかった気分です。

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