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2009年10月 4日 (日)

ランタ男 ―― ランタナと揚羽蝶

ランタナの花をはじめて見たのは、もう7~8年前のこと。可愛い花だなと一目惚れ。畑の畦にランタナの花が咲き乱れていて、畑仕事をしているおじさんに「一枝いただいていいですか?」と声をかけると、「どうぞどうぞ。いくらでも」と手袋をはめた手で無造作に片手に余るほど手折って下さった。それ以来、私はランタナの大の贔屓(ひいき)で、折あると写真に撮り、撮った写真を年賀状のイラストに使ったりした。贔屓が嵩じて、さまざまな種類、花色の鉢植えを次から次へと買い込んでヴェランダに並べたものだ。

ところが、いざ自分で育ててみると、これが何と私の手に余った。野放図に伸び広がる。遣り水を欠かすとすぐにぐったりする。幹や葉に棘みたいな繊毛(というより剛毛)が密集している。枝や葉は強い匂い(芳香もあり悪臭もあり)を放ち、咲き続け散り続ける花の花弁はヴェランダ一面を埋め尽くす。要するに、天衣無縫、好き勝手、やりたい放題ということがわかってきた。「こりゃ、ロリータだ」と気がついたときには、すでに遅すぎた。浮気心の代償を今も払い続けている。とはいえ、ランタナを見かけるとすぐにカメラを向けるのは、すでに「習い、性となっているから」である。それにしてもやっぱり、きれいな花だナア。そんな奴は、「ロリコン」のひそみに倣って「ランタナン(ランタ男)」とでも呼ぶか。

ところで、蝶もこんなランタナが大好きらしい。ランタナの花には、青スジアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、キチョウなどが群がっている。ランタナが甘い蜜を出しているに違いない。「ランタナン」は今が引き際かもしれない。(写真はランタナに止まるアオスジアゲハとモンシロチョウ。)

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