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2009年8月26日 (水)

モンドリアンの恐怖

毎週火曜日インターフェロンの注射を受けると、その日と翌日は微熱が続いて、床についても頭の芯が奇妙に尖って眠れない。尖った頭の芯を巡って怖ろしい妄想がくり返しくり返し近づいて来て、まるで翼が生えているかのようにくるくる飛び回って、そして明け方になる。もう一年来、そのくり返しだ。

昨晩はモンドリアンの絵に追いかけられた。また来たと思うと、鳥肌が立った。どうしてまた、モンドリアンがと思う。

ここしばらくドストイェフスキー『白痴』を読んでいる。モンスターたちが狂ったようにしゃべり、笑い、怒り、とどまるところを知らない。щ公爵(щはキリル文字のシチャー)という影のうすい人物が出てくる。夢の中に登場したモンドリアンの「黒、赤、灰色、黄色、青のコンポジション」は、じつはシチャー公爵なのだと私は夢の中で思い込んでしまった。モンドリアンのコンポジションの姿をしたシチャー公爵ががどうしてこんなに怖ろしいのか。『白痴』を読んでいると、作家に同化して私の頭まで高熱を発しているかのようだ。

コンポジションA:黒、赤、灰色、黄、青のコンポジション

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