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2009年8月13日 (木)

朝がお

寅さんのマドンナの中に「朝がお」という少女はいなかったかしら?いたような気がするが、家族はいないという。朝の笑顔がすてきな少女だったはずだ。今朝、ベランダで「朝がお」さんに出くわした。

小学生のころ夏休みになると、出欠カードを首にかけ朝露を踏みしめながらラジオ体操に出かけるのが好きだった。そのときの爽快な気分は、青い朝がおの記憶と結びついている。夜の冷気と青い闇を包み込んだ朝がおが、まだ眠い瞼にそっと触れてくると、体の芯の方で急に生命が鼓動し始めるような気がした。朝がおの「青」を何とかしてとどめておきたいと、摘んだ花を白いハンカチに塗りたくったことがあった。少年の初恋のようなものだ。

 朝がおや 一輪深き淵の色(蕪村)

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