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2009年7月 7日 (火)

七夕

今日は七夕。モノレールの門真駅に笹飾りが置かれ、願いを書き込んだ色とりどりの短冊や星飾りが揺れていた。何だかほっとした。

七夕と書いて「たなばた」と訓(よ)むのは、機織り機を表す棚機(たなばた)から来ているらしい。織女を「たなばたつめ」とも訓む。織女と牽牛が天の川をはさんで年に一度7月7日の夜に会うという七夕伝説は奈良時代に日本に伝わった。大宝2年(702)、第7次遣唐使の一行に加わって唐に渡った山上憶良に、

 ひさかたの天の河瀬に船浮(う)けて 今夜(こよい)か君が 我許(わがり)来まさむ

の歌がある。「星の船」に乗っての逢瀬である。

七夕の夜雨が降れば、川は水かさを増し、織女は牽牛のもとに行くことができない。織女が悲しむのを見て、かささぎの群れが翼を広げ天の川に橋をかけ、織女を向こう岸に渡すのだという。

「天の川」は大阪府交野市にある。じつは天の川は全国各地にあるのだが、交野の天の川は『伊勢物語』(第82段)に登場する。由緒来歴の正しさから言えばピカイチである。

 狩り暮らし たなばたつめに宿からむ 天の河原に我は来にけり(業平)

四季折々の行事が大型化しイベント化するにつれて、町内や村のような目と目、手と手、息と息が触れ合う小さな共同体から、つつましくとも心のこもった行事が消えていくのは何ともさみしい。  

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