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2009年6月16日 (火)

大阪城に対座してカツカレーを食す

毎週火曜日はインターフェロン注射を受けるために天満橋の大手前病院に行く。今日も出かけた。採血の結果が出るまで2時間ばかり待ちがある。主治医は「昼食でも取っていてください」と言うが、ひどい食欲不振のこのごろは待合室でぼんやり過ごすことが多い。しかし、今日はアランの『四季をめぐる51のプロポ』(プロポとは話題のこと)を読んでいて、心と体に何か霊気めいたものが行き渡ったようで、ふと病院12階の展望レストランにでも行ってみるかという気になった。展望レストランとはいってもじつは庶民的な病院食堂なのだが、広々としたその窓からはなんと大阪城の全体を見渡すことができる。大阪城を見るのに、これほどのポイントはまたとないだろう。今日は大阪城と対座して<気合を入れて>カツカレーを食した。(やや気合不足だった。)アランを口ずさみつつというわけでもないが、例えば

「ちょっと瞬(またた)きしただけで、あるいは歩調を変えただけで思想が鳥のように飛び立つこともしばしばある。人はこのような心の突然の動きを精神と読んでいる。(・・・)この世はメタファーを投げかけている。ツバメの飛翔は、いかなる神のお告げなのか。電線に止まったその身体つきはまるで変な音楽(4分音符)だ!(・・・)神々は何の予告もなく現われすぐに消えてゆく。神々はみな季節の変わり目に現われる。しかし神々はもうそこにはいない。すなわち、そこにはもう『想い』はない。」

という章句など、安らぎと励ましに満ちている。

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