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2009年6月 1日 (月)

函館の青柳町こそ悲しけれ 

田の畦道でヤグルマギクが風に揺れている。丈高い茎の尖端に風車のように咲く花。その青は伸ばした手をすっと引っ込めたくなるほどに可憐で透明でほとんど神秘的でさえある、初恋のように。青い花のそばにピンクの花が寄りそって咲いているとき、青い花を妬ましく思う。

 函館の青柳町こそ悲しけれ 友の恋歌 矢車の花 (啄木)

啄木の歌にはいつも、無垢と悲しい嘘とが区別しがたくひとつになっている。しかし、この歌については「悲しい青」が限りなく純粋な響きを立てている。

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